1. 明治のアリピプラゾールシリーズが2026年3月末をもって経過措置期間満了
明治製菓ファルマのアリピプラゾールシリーズ(錠・OD錠・散・内用液分包)は、2026年3月末日をもって経過措置期間が満了となりました。
本件はかなり以前から周知されていた事項であり、2026年4月1日以降、既に現場での切り替えは完了しているはずです。しかし、もし万が一、棚の奥や予備在庫から旧製品が見つかったとしても、一切の保険請求はできません。 誤って使用・調剤することのないよう、徹底した在庫管理が求められます。
2. エビリファイ後発品の中で圧倒的なシェアを占めていた
明治のアリピプラゾールシリーズは、先発品「エビリファイ」のジェネリックとして非常に高い市場占有率を誇っていました。
錠剤やOD錠のみならず、散剤や内用液分包まで網羅した幅広いラインナップにより、精神科領域を中心にメインで採用していた薬局も多く、今回の販売中止による市場への影響は極めて大きなものとなりました。
3. 販売中止に至った理由:原薬の調達難
メーカーの公式発表によると、販売中止の理由は「原薬の調達が困難になったこと」による供給不安です。
どれほど需要がある製品であっても、原薬の確保ができなければ製造を継続することは不可能です。今回のケースは、メーカーの規模や製品のシェアに関わらず、原薬リスクが直結して販売中止・経過措置へと至る現実を改めて浮き彫りにしました。
4. 明治のアリピプラゾールシリーズ「公式代替品」
明治製菓ファルマより案内されている、各剤形の公式な代替候補は以下の通りです。
・エビリファイ錠(大塚製薬株式会社)
・アリピプラゾール錠「サワイ」(沢井製薬株式会社)
・エビリファイ散 1%(大塚製薬株式会社)
・エビリファイ内用液 0.1%(大塚製薬株式会社)
※内用液や散剤については、取り扱いメーカーが限られるため、切り替え時の供給安定性の確認が重要となります。
5. まとめ:経過措置満了後の在庫管理
2026年4月以降、明治のアリピプラゾールシリーズは一切の保険請求ができません。
「以前から分かっていたこと」として片付けず、満了日を過ぎた在庫は速やかに不動在庫として処理(廃棄等)し、誤用リスクをゼロにすることが現場で求められます。
