興和株式会社より、浸透圧利尿・メニエール病治療剤「イソバイドシロップ70%分包23mL」の販売中止が発表されました。
「イソバイドシロップが販売中止・経過措置に移行」と聞くと一瞬ヒヤッとしますが、今回中止となるのは「分包23mL」という一部の包装規格のみです。20mL分包、30mL分包、500mL瓶などの他規格は今後も継続販売されます。
なぜ一部の包装中止だけで「経過措置」という話になるのか、その理由と代替品の切り替え案内を分かりやすく整理しました。
1. 対象製品とタイムライン(出荷終了・経過措置時期)
メーカー在庫消尽をもって「分包23mL」のみ販売中止となります。現時点で案内されているタイムラインは以下の通りです。
| 販売名 | 包装 | 在庫終了予定 | 経過措置期間満了予定 |
| イソバイドシロップ70%分包23mL | 23mL×30包 | 2027年4月頃 | 2028年3月末日 |
※実際の在庫消尽時期は、今後の販売状況により前後する可能性があります。
※2027年4月に経過措置品目へ移行し、2028年3月末日をもって経過措置期間満了(薬価削除)となる予定です。
2. なぜ一部の包装中止だけで「経過措置」になるのか?
「イソバイドシロップが経過措置に移行」と聞くと一瞬焦りますが、今回の措置は「分包23mL」のみが対象であり、製品自体が消えるわけではありません。
この薬は包装(容量)ごとにレセプト請求に必要なコードが個別に設定されているため、23mL包装の販売中止に伴い、この「23mL専用のコード」だけがピンポイントで経過措置(薬価削除)の対象となります。
そのため、20mLや30mL、500mLボトルなどの他規格は、今後もこれまで通り請求・使用が可能です。
3. 代替品の選択肢と製品比較
公式に提示されている代替品(継続販売品)の選択肢です。
メーカーは「代替品への切り替えは、販売中止品(23mL)の自店在庫がなくなってから検討してほしい」と案内しています。
代替品の一覧
| 販売名 | 包装 |
| イソバイドシロップ70%分包20mL | 20mL×21包 |
| イソバイドシロップ70%分包30mL | 30mL×21包 |
| イソバイドシロップ70% | 500mL×1瓶 |
まとめ
今回のイソバイドシロップ70%分包23mLの販売中止は、他規格(20mL、30mL、ボトル)が継続されるため、治療自体が継続できなくなるようなパニックの心配はありません。
しかし、23mL専用のレセプト請求に必要なコード自体は2028年3月末をもって使えなくなる予定です。自店在庫の消尽タイミングを見極めつつ、20mLや30mLへのスムーズな規格変更・処方元への切り替え合意を計画的に進めていきましょう。
出典元(参考文献)
興和株式会社:『イソバイドシロップ70%分包23mL 販売中止のご案内』
