2026年5月、第一三共株式会社(販売元)は、長年皮膚科領域で親しまれてきた皮膚疾患治療剤「グリメサゾン軟膏」、および「グリテール」の販売中止を発表しました。
独特の組成を持つ歴史ある薬なだけに、代替品の選定には少し工夫が必要です。スケジュールと現場での対応ポイントをまとめます。
1. 販売中止スケジュールと経過措置
- 販売中止予定時期(在庫消尽予定):2026年10月
- 経過措置期間満了日:2027年3月末日(予定)
今年の秋(10月)にはメーカー在庫が消尽する見込みです。その後、2027年3月末をもって薬価基準から削除され、保険請求ができなくなります。
2. 代替品の検討:同一成分の製品はなし
グリメサゾン軟膏は特殊な軟膏であるため、全く同一成分の代替品(ジェネリック等)は存在しません。
今後は、患者様の症状に合わせて医師へ提案・切り替えを検討することになります。
3. 現場での対応ポイント
10月の消尽を見越した「先手の疑義照会」
10月にメーカー在庫が切れると、そこから一気に市場で入手困難になります。直前で慌てないよう、いまのうちから皮膚科の門前ドクターへ販売中止の情報を共有し、今後の切り替え方針を相談しておきましょう。
まとめ
グリメサゾン軟膏およびグリテールは、2026年10月に販売中止、2027年3月末に経過措置満了を迎える予定です。
唯一無二の配合バランスを持つお薬だったため、完全なスライドができないのが難しいところですが、10月の消尽に向けて計画的な処方変更の提案を進めていきましょう。
