速効型インスリン分泌促進薬のナテグリニド製剤において、先発品である「スターシス錠」(アステラス製薬)と「ファスティック錠」(EAファーマ)の取り扱いが分かれています。
スターシスはすでに経過措置期間が終了していますが、ファスティックは2027年3月末まで期限が残っています。両剤のスケジュールと、メーカー案内による代替薬の具体名を整理しました。
【販売中止と経過措置のスケジュール】
- スターシス錠30mg・90mg(アステラス製薬)
経過措置終了日:2026年3月31日(削除済)
2026年4月1日以降、本剤での保険請求は認められません。すでに薬価基準から削除されています。 - ファスティック錠30・90(EAファーマ)
販売中止予定時期:2026年12月
経過措置終了日:2027年3月31日(予定)
2027年4月1日以降に保険請求ができなくなる見込みです。
【代替品の選定:メーカーが提示する具体名】
製造販売中止に伴う代替薬として、以下の製品が案内されています。スターシス・ファスティックともに、実質的にこれらが主な選択肢となります。
- ナテグリニド錠「日医工」(同一成分の後発品)
- レパグリニド錠「サワイ」(同効薬・他成分の後発品)
上記のように同一成分だけでなく、成分の異なる「サワイ」が代替品として明記されているのが特徴です。
【まとめ】
スターシスについてはすでに請求ができないため、在庫が残っている場合は至急対応が必要です。一方、ファスティックを採用している場合は、2027年3月の経過措置終了期限を見据え、メーカーが提示している「日医工」やレパグリニド錠「サワイ」への計画的な切り替えを進めることになります。
メーカー案内において、他成分であるレパグリニド錠「サワイ」が代替品として案内されている点は、現場での処方提案における一つの判断材料となります。
