田辺ファーマ株式会社が、製造連結子会社である「田辺ファーマファクトリー株式会社」の全株式を東和薬品株式会社へ譲渡すること、そして現場でお馴染みの「デパス」「ウルソ」「ブロチゾラム」などを含む17製品35規格の製造販売承認を、東和薬品へ順次譲渡(承継)することを正式に合意しました。
医療現場の薬剤師が押さえておくべき「いつから切り替わるのか」「どの製品が対象なのか」「実務への影響」についてまとめました。
1. ニュースの概要とスケジュール
田辺ファーマは今後、研究開発に集中する事業形態へ移行し、製造子会社であった田辺ファーマファクトリー(小野田工場・吉富工場を含む)は東和薬品の完全子会社となります。
公式に発表された今後のタイムラインは以下の通りです。
- 2026年11月末(予定): 田辺ファーマファクトリーを東和薬品へ譲渡
- 2027年4月以降(予定): 対象の医療用医薬品17製品(35規格)の製造販売承認を、東和薬品へ順次承継
実際の製品の承継(メーカーの切り替え)がスタートするのは2027年4月以降の予定となっています。
2. 東和薬品へ譲渡(承継)される17製品一覧
今回、田辺ファーマから東和薬品へ製造販売権が移る17製品は以下の通りです。
| 販売名 |
| アンプラ-グ錠50mg、アンプラ-グ錠100mg |
| ウルソ錠50mg、ウルソ錠100mg、ウルソ顆粒5% |
| カルグ-ト錠10 |
| クリアナ-ル錠200mg(クリアナール内用液8%は除く) |
| コントミン筋注10mg、コントミン筋注25mg、コントミン筋注50mg(コントミン糖衣錠は除く) |
| タナトリル錠2.5、タナトリル錠5 |
| デパス錠0.25mg、デパス錠0.5mg、デパス錠1mg、デパス細粒1% |
| ニッパスカルシウム顆粒100% |
| ノバスタンHI注10mg/2mL |
| ハロペリドール錠0.75mg「ヨシトミ」、ハロペリドール錠1.5mg「ヨシトミ」、ハロペリドール錠2mg「ヨシトミ」、ハロペリドール錠3mg「ヨシトミ」、ハロペリドール注5mg「ヨシトミ」(ハロペリドール細粒1%「ヨシトミ」は除く) |
| ピーゼットシー筋注2mg(ピーゼットシー糖衣錠、ピーゼットシー散1%は除く) |
| ヒベルナ糖衣錠5mg、ヒベルナ糖衣錠25mg、ヒベルナ散10%、ヒベルナ注25mg |
| フルデカシン筋注25mg |
| ブロチゾラム錠0.25mg「ヨシトミ」 |
| ラボナ錠50mg |
| リ-ゼ錠5mg、リ-ゼ錠10mg、リ-ゼ顆粒10% |
| レクチゾ-ル錠25mg |
3. 薬局実務への影響と押さえておくべきポイント
各種コード類(GS1・統一商品コード)や包装の変更に注意:2027年4月以降、東和薬品への承継が進むことに伴い、将来的にパッケージやPTPシートのデザイン、あるいはレセコン等に影響する各種コード類(GS1コード、統一商品コード)が変更になる可能性があります。直前になって現場の登録作業などで混乱しないよう、今後の東和薬品からの公式通知を必ずチェックしておきましょう。
