【出荷停止】出荷に関するお知らせ ブリンゾラミド懸濁性点眼液1%「ニットー」

2021年07月19日 〇続報〇【出荷停止】出荷に関するお知らせ ブリンゾラミド懸濁性点眼液1%「ニットー」

エイゾプト懸濁性点眼液1%の後発品(ジェネリック医薬品)であるブリンゾラミド懸濁性点眼液1%「ニットー」の出荷停止については、出荷停止のご案内 ブリンゾラミド懸濁性点眼液1%「ニットー」でも触れましたが、2021年7月20日(火曜日)の出荷を最後に在庫が消尽する見込みのようです。

ブリンゾラミド懸濁性点眼液1%「ニットー」の出荷停止原因は?

発売元である日東メディックの発表によると、製造販売元の会社が新型コロナウイルス感染症ワクチンの製造に使用するフィルター等の製造を優先するため、ブリンゾラミド懸濁性点眼液1%「ニットー」を製造するために必要な設備の供給に遅延が発生していることが原因のようです。

まさかこんなところにまでコロナウイルスの影響があるとは・・・。

ブリンゾラミド懸濁性点眼液1%「ニットー」の代替品はは?

エイゾプト懸濁性点眼液1%の後発品は以下の3製品があり、

・ブリンゾラミド懸濁性点眼液1%「ニットー」
・ブリンゾラミド懸濁性点眼液1%「センジュ」
・ブリンゾラミド懸濁性点眼液1%「サンド」

ブリンゾラミド懸濁性点眼液1%「センジュ」も「ニットー」と同様の理由により出荷停止になっているため、必然的に「サンド」のものになります。

「サンド」なんてあったっけ?という方も多かったと思いますが、2020年12月に発売されたばかりだったようです。

ブリンゾラミド懸濁性点眼液1%「サンド」はAG(オーソライズドジェネリック)

ブリンゾラミド懸濁性点眼液1%「ニットー」「センジュ」の出荷停止を受けて代替品となったブリンゾラミド懸濁性点眼液1%「サンド」ですが、AG(オーソライズドジェネリック)であることはあまり知られていません。

AG(オーソライズドジェネリック)とは原薬や添加物、製法等が先発品と同一の後発品や、特許使用の許可を得て、優先的に先行して販売できる後発品のこと

通常はAGの特許使用許可を得るために莫大な特許の使用量を払うことになりますが、今回は先発品であるエイゾプト懸濁性点眼液1%の製造販売元がノバルティスファーマ(サンドの親会社)ということで・・・。

AGは後発品を嫌がる患者さんでも納得してくれることが多いため、ブリンゾラミド懸濁性点眼液1%「サンド」に切り替えてしまうと、「ニットー」「センジュ」が供給再開したとしても戻すのは難しいかもしれませんね。

日東メディック

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