全国のインフルエンザ患者報告数が1週間で100人以下の衝撃
厚生労働省が発表した2021年1月4日から10日までのインフルエンザ患者報告数は73人でした。
これは前年同期の64,553人を大幅に下回る数字であり、コロナ対策の手洗いやマスク着用、消毒の徹底によるものと考えられます。
患者さんにとっては嬉しい限りですが、この時期が稼ぎ時になる医療機関・薬局にとってはそうも言っていられません。
インフルエンザ薬の在庫
インフルエンザの薬といえば、タミフルやリレンザ、イナビル、ゾフルーザなどを在庫している医療機関・薬局も多いと思いますが、タミフルとリレンザ、イナビルは使用期限が比較的長いのでそれほど問題にはなりません。
ゾフルーザ・・・。薬剤耐性ウイルスの問題もあり、2019年-2020年シーズンで非常に痛い思いをした医療機関・薬局も多いのではないでしょうか。そして今シーズンもまたこんな状況です。
また、意外と忘れがちなのがタミフルの後発品(ジェネリック医薬品)であるオセルタミビル「サワイ」です。ゾフルーザよりも安いし、存在自体を忘れているかもしれませんが、使用期限が短いので注意が必要です。