AZ点眼液0.02%が販売中止へ。アズレン点眼が市場から消える?代替薬と経過措置まとめ

2026年4月、ゼリア新薬工業株式会社より、非ステロイド性・抗炎症点眼剤「AZ点眼液0.02%」の販売中止が案内されました。

今回のニュースで最も深刻なのは、単なる一メーカーの販売中止ではなく、他社のアズレン点眼液も一斉に姿を消しつつあるという点です。現場での対応に役立つ情報を整理します。


1. 販売中止スケジュール(ゼリア新薬)

  • 供給中止予定時期:
    • 5mL×50本:2026年7月
    • 5mL×10本:2026年12月
  • 経過措置期間満了日:2027年3月31日(予定)

50本包装は夏を待たずに供給が止まる予定です。在庫調整は早急に行う必要があります。


2. 【要注意】アズレン点眼液が軒並み販売中止に

現在、アズレン点眼液(0.02%)を製造している他社製品も、以下の通り続々と販売中止・実施が決まっています。

  • アズレン点眼液「ニットー」(日東メディック)
  • アズレン点眼液「わかもと」(わかもと製薬)
  • AZ点眼液(ゼリア新薬)

つまり、「同じ成分のアズレン点眼へ切り替える」という選択肢がほぼ失われることになります。今後は別成分の抗炎症点眼剤への移行を検討せざるを得ません。


3. 代替薬(同系統の抗炎症点眼剤)

ゼリア新薬の案内および市場状況に基づいた、主な代替候補です。※いずれも成分が異なるため、医師への確認や処方変更が必要です。

製品名成分名製造販売元
ブロナック点眼液0.1%ブロムフェナクNa千寿製薬
ブロムフェナクNa点眼液0.1%「ニットー」ブロムフェナクNa東亜薬品
ニフラン点眼液0.1%プラノプロフェン千寿製薬
プラノプロフェン点眼液0.1%「参天」プラノプロフェン参天製薬

4. 現場での対応ポイント

アズレン製剤の「完全消滅」を意識する

これまでは「メーカーを変えればいい」という対応ができましたが、今回はその逃げ道がありません。門前クリニックのドクターに対し、「アズレン点眼という選択肢自体がなくなっている」ことを早めに情報提供し、採用薬の見直しを相談しましょう。

経過措置満了へのカウントダウン

2027年3月末には保険請求ができなくなります。他社品が先に消えているため、ゼリア新薬の在庫に注文が集中し、予定よりも早く在庫が尽きる可能性が高いです。


まとめ

AZ点眼液の販売中止、そして他社の同成分品の一斉撤退により、長年親しまれてきたアズレン点眼液は非常に厳しい局面を迎えています。

2027年3月末の経過措置満了を待たず、早急にブロムフェナクやプラノプロフェン等への切り替えを進めることが、現場の混乱を防ぐ鍵となります。

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